「砂漠の難破船」をネットで探した

どこで観たのか忘れてしまったのだが、上の写真はいつも自分の心の中で
浮かんでくる。
あるどこかの砂漠の上に、難破船がある風景。
これは、まじめにいえば、
「地球温暖化のため、昔、海だった所が陸地になってしまった」
事を示している。
小難しい事を言うつもりは無い。
けど、この世の中が、少しずつではあるが、まずい方向に
進んでいるように思える。
陸地が増える事がまずい訳ではない。
自分たちが住んでいるこの地球の環境がちょっとずつ変わってきている事に
少し危機感を持った方が良い、という事。
自分たちが住んでいる地球という環境は、微妙なバランスの上で成り立っている。
割合的にはたいした事がなくても、変化は厳しい事を引き起こす。
空気中の二酸化炭素の量が少し増えても、毒性が増え、
海の中の塩分の量が少し増えても、バランスがおかしくなり、
大気中の濃度が少し変わって、太陽の直射を受けても、
そんな事でも、この「住みやすい地球」が、「住みにくい」事になってしまう。
と、小難しい事を言うつもりではなかったが、
このブログの趣旨は、
「この写真は、いったいどこの写真なのか?」
知りたかった事だったので、これを調べてみた。
まず、画像から判断しても、分からず。
かろうじて、船と、砂漠?がわかるだけ。
Googleで「砂漠、難破船」で検索しても、違うものが表示される。
ファイル名で検索すると、なんだかたくさん表示されたが、
あまりよく分からず。。クリックしまくればいいのかもしれないが。
ここで登場するのが、
「類似画像検索」
写真をネットにアップすると、その写真と似たものを探しだしてくれるサービス。
いくつかあったので、以下にそれを記す。
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1) TinEye

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2) GazoPa

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結構みつかるもんだ。
とはいえ、ここからも大変。
色々ページをみたところ、
アフリカをメインにしている、写真家MICHAEL POLIZAさんの写真で、
船の名前は、「Edward Bohlen」。
場所は、アフリカ、ナミビアのナミブ砂漠。
写真:flickr:Shipwreck of Eduard Bohlen Michael Poliza
場所など:日本財団図書館:アフリカにおける海洋放置船舶の実態
この後、google mapで一生懸命、ナミブ砂漠を探して、ついに発見。
ここでした。

もうちょっと拡大。

もっと拡大。

Namibia Eduard Bohlenで検索した結果

ざっとGoogle map上で距離を測った所、海岸線まで400m。
船だって、沖合を進んでいたのだろう。それが徐々に浅くなって
そして難破したんだろう。
海岸までの距離が、地球の変化の速度。
これが速いのか、遅いのか、よく分からないけど、
これから今後、
この環境の変化が加速しない事を祈るだけ。
変化は当然。変わり続けるのが必然。だけど、少し祈ってもいいじゃないか。
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